日本国民は2023年現在、約1億2330万人だそうな。
2022年は1億2560万人、230万人も減少している…これってすごいことだ。
230万人って、地方都市の人口ぐらい。
それが丸々いなくなってるって、とんでもないこと。
まあそれは一旦置いておいて、1億2330万人。
みなさん一度は考えたことあるでしょう。
もし全員から1人1円集めたら、それだけで1億2330万円。
こいつすぐ金の話はじめるな、って思いましたか?
その通りです。浅はかにもすぐお金のこと考えてしまいます。
この1人1円で1億2330万円の話、当たり前なんですが、すごくないですか?
国税庁によると、日本の平均年収は443万円だそうです。
正社員とそれ以外をひっくるめた平均なので、
正社員だと508万円、それ以外だと198万円と開きはあるようですが。
443万円。
個人で頑張って、平均の倍稼いでも900万円
平均の10倍稼いでも4000万円。
でも、国民全員から、1円ずつ集めればそれだけで1億2330万円。
これは極端な話ではあるけれど、お金がほしい!となったときの考え方の一助にはなるかもしれない。
つまり、
「狭く深くではなく、広く浅く募る方が集金効率がよい」
のではないか、ということ。
税収ってこれよね。
ちなみに、上記とはまったく別の話だけれど、
最近知った集団に関する面白い話。
”群衆の知恵(Wisdom of Crowds)”
・合意形成なしで、多数の個人の推測から驚くほど正確な平均回答が導き出される統計的現象
・実例:家畜品評会での牛の体重当て
・787人が回答した値を平均すると1197ポンドであった。
・実際の体重は1198ポンドで、平均値と極めて近かった。
実際の個々の回答値には誤差(正答値とのズレ)が含まれているが、多様な回答値が集約されることで、個々の誤差が相殺され正解の値に近づく
適応例
・対象物に対する推定や知識問題
・瓶の中にある豆の数
・エッフェル塔の高さ
・歴代大統領の順番 ←これはどうなんだろうね
・専門性が関連する問題
・選挙結果の予測
・株式市場の予測
・アート作品の価格
・がん診断 (医者間の回答を集約した結果、最も良い医者の成績を超えた、らしい)
つまり、「個々の能力の大小よりも、多様性の集合によってより正確な回答が導き出される可能性が高い」というお話。
私も含めて、多くの人間は愚かであるけれども、愚か者も集まれば、いわゆる正しさみたいなものに辿りつけるのかもしれない。