子どもの熱中症対策 〜手掌前腕冷却〜

今年は北海道もとても暑かった。

毎年言っているような気もしますが、今年は暑さを感じる期間、夏だなーと思う期間が長かったように思いますね。

 

我が家は賃貸マンション住まいで、ありがたいことにエアコンがついている(北海道の賃貸にはついていないことも多い気がする)ので、毎日エアコンつけっぱなしで過ごしておりました。

エアコンをつけたり消したりするより、つけっぱなしの方が電気代が安い、みたいな話、よく聞きますよね。

実際どうなのか私は検証してみたことはないのですが、詳しく調べもせずに、単につけっぱなしの方が楽で快適なので、「お得らしいよ!」とつけっぱなしです。

 

自分と妻だけであれば、扇風機で済ませることもあったかもしれませんが、小さな子どもがいるとなると、室内環境を少しでも快適に保とうと室温管理、もとい子どもの体温管理にも敏感になります。

お金はかかりますが、逆を言えば、お金をかければ室内環境の整備はいかようにもなります。

 

今年の夏実感したのは、子どもを外で遊ばせるときの熱中症対策の必要性です。

昨年は首が座るかどうかといった状態でしたので、抱っこ紐で家の外周を散歩する程度でしたが、今年は自分で歩き回りたい子どもの後ろを、転ばないようについて歩く形になりました。

当然、まだ自己管理などできませんから、「暑いから休もう、帰ろう」というのは親の判断になります。

しかし、暑いからといって、せっかく歩きたがる子どもの意欲と成長を抑制してはいけませんから、外出中に熱中症にならないよう、体温が上がりすぎないよう、どのようにしたらよいかと、帽子や保冷剤、小型扇風機など色々対策を練ったわけです。

 

おそらく効果的であろう対策を実践しつつ、あらためて熱中症対策について調べてみると、手や腕を冷やす”手掌前腕冷却”が有効である、との記事が複数ヒットしました。

手や腕に限らず、体表面から冷やすことを”外部冷却”というらしいのですが、熱中症対策としては、この手掌前腕冷却がお手軽かつ効果的とのこと。

 

アスリートも実践しているというこの手掌前腕冷却。

手のひらと前腕を冷たい水に浸けることで、深部体温の低下を促します。

手のひらには動脈と静脈が直接つながっている動静脈吻合なるものがあるらしく、そこを冷やすことで冷たい血液が深部に戻り、体全体を効率よく冷やすことができるそうな。

 

具体的な方法としては、

クーラーボックスやバケツなどに無理なく手をつけていられる程度の冷水をいれ、10分ほど手や肘までを浸すだけ。

片手よりも両手の方が冷却効果が高いためおすすめ。

 

手掌前腕冷却を熱中症対策として行う場合は、外出前に行ってから出かけるのがよいようです。

可能なら外出前に、あるいは外出先で暑さを感じた場合は、子どもを公園などに連れ出していれば多くの場合水道があると思いますから、10分間は難しくとも手のひらから前腕までを流水で冷やすだけでも、だいぶ暑さを凌げるのではないでしょうか。

 

お試しあれ。