よくいわれることだけれど、読書はした方がいいよね、という話

私は言うほど本を読みません。

でも、たまに読むと、「あー読んでよかった」と毎度思います。

 

ここでいう”本”は、いわゆる自己啓発本とか、ビジネス書とか、そういう類のものです。

自己啓発本って言うと、なんだか、意識高い系というか、気取ってんなーというか、、、

あまりよくないイメージを抱きます。私だけでしょうか?

ビジネス書って言い方も、うーん、ビジネス、お金稼ぎですか?バリバリ仕事大好き人間用の本?

 

ビジネス書と自己啓発本は同じような意味合いらしいですが、

ビジネス書はビジネス関連の本

その中でも精神的成長や成功のための心構え的な内容の本を自己啓発本

というらしい。

 

しかし、私が、「読書はした方がいいよねー」というのは、

なんとなく、そういうことじゃないんですよね。

 

具体的にどんな本を読むかにももちろんよるのですが、

私が考える、そういった類の本を読む大きなメリットは、

「生きやすさ」

です。

 

 

うーん、これもいまいちピンときません。いい言葉教えてほしい。

自分の気持ちの整理の方法、他者とのコミュニケーションにおけるコツ、などなど、具体的な内容は様々。

それらをビジネスにつなげようと思えば、それは「ビジネス書」なんでしょうが、ビジネスじゃなくたっていいんです。

というか、ビジネスに限定する方が不自然というか、

そういった、根本的な原理原則、物事の本質的なことは、

むしろ、

「自分の人生をいかに豊かにするか」

「幸せに生きるとはどういうことか」

という、もっと広く、人間として生きること自体に深く突き刺さるもの、のように思います。

 

あー、そういう意味では、ジャンルとしては、

「哲学」とか「道徳」とか「倫理」とかそういったところに帰結しますかね。

枝葉の部分として、具体的な手法、テクニック、論理を知ると、結局大元で消化されて、堆積して、自分の根幹を作る礎になっている感じ。

 

 

例えば、月並みでちょっと恥ずかしいですが、

そのぐらい一般的に広く知られた本として、

「嫌われる勇気」

その続編(?)として、

「幸せになる勇気」

は、私の価値観の基礎を構築する大きな要素になりました。

 

外的要因をどう捉えるか、ということもそうですが、

自分という存在そのもの・それ自体をどう捉えるか、

あるいは

外的要因に対する自分自身の反応をどう捉えるか、

といったことに、ひとつの考え方を提示してくれる本です。

 

 

語弊を恐れず、端的に結論だけ言えば、

「みんな自分の好きなように、自分の幸せを生きりゃいい」

ってこと。

 

 

いや、それだけ聞いても実際どうしたら?

っていうのが、数多ある実用書たちなわけです。

 

あ、「実用書」か。私が「読書した方がいいよね」はたぶんこれです。「実用書」。

 

大きな枠で、価値観を研ぎながら、詰めながら、固めながら、ときには解いたり、こねたり、ふわふわっとしてみたり、そうして自分自身を、自分が納得いく形にまとめつつ、

それに付属する武器や装飾なんかを具体的な手法やなんやらで付け加えていく、

あるいは、価値観を研ぐためにそういった道具たちを使うのもいいかもしれない。

というかきっと自然とそうなる。

 

価値観って複雑で、自分って複雑で、社会ももちろん複雑だけど、本当に大事なことは結構似通っていたりして、、、

 

そんなことを考えるツールとして、読書はした方がいいよね