人間関係における基本法則の1つ ”win-win or No Deal”

「双方win-winな関係」

よく言われることですが、これ超重要な基本原則だと思います。

 

商業的な意味合いのイメージがありますが、

人間関係においてほとんどの場合に当てはまります。

 

一方的に勝ちすぎると、その場で満足感は得られても

長期的に考えると結局自分にとって不利な状況を作ってしまったり、

その相手との関係は圧倒的勝利に終わったとしても、

それに関わる人や、もっと言えば全く関係ない人であっても、

その圧倒的勝利を観測した人に悪印象を与える可能性もあります。

それは、結局巡り巡って自分に直接的な不利益として降りかかることもあるでしょう。

 

どういった形にせよ、長期目線で考えたときに、

「自分だけ一人勝ち」は避けた方が無難です。

 

また、「一人勝ち」よりも「全員勝ち」の状況を作る方が難易度は高いことが多いでしょう。

「一人勝ち」はある種、そういった難易度の高い挑戦からの逃げとも言えます。

 

 

そして何より、「全員勝ち」はみんなハッピーです。

当たり前のことですが、これこそ目指すべきゴールと私は思います。

win-winはhappy-happyなのです。

「一人勝ち」「only happy」と比較して、幸福の総量が違います。

利益の最大化を目指すなら、win-winは必須です。

でなければ、誰かが勝てば誰かが負ける、ゼロサムゲームになります。

 

 

私が思う、win-winの状況を作り出すコツとしては、

自分:相手=4win:6winぐらいのイメージでいることです。

 

自分は、

自分:相手=5:5のつもりでも、相手がそう感じるかはわかりません。

価値観はひとそれぞれ。

4:6あるいは相手によっては3:7ぐらいに調整すると、

相手もはっきりと自分の勝利感を得ることができるでしょう。

 

あとは、自分がそれに納得できるかどうか、も大事ですね。

例えば、相手の勝利感を優先して、

2:8や1:9まで自分のwin割合を下げてしまうと、

今度は自分を蔑ろにすることになってしまいます。

 

自分も含めて客観的にwin-winの状況を作り出すことが、

長期的な利益の最大化、幸福総量の最大化に必要と思います。

 

自分が考える、

4:6や3:7を実践しても、相手が納得しないような場合、

そんな人とは関わるべきではありません。

自分の人生に必要のない関係です。

相手がwin-winの観念に基づいて生きていない以上、

こちらからできることはありません。

No Dealってやつですね。

 

馬を水辺に連れて行くことはできても、

水を飲ませることはできない。

 

水を飲むかどうかは馬次第。

 

自分の価値基準がはっきり定まってさえいれば、

割り切るのも容易ですね。

まあ”自分の価値観”というものをよく理解するということそれ自体が難しいことではあるのですが…