初めて”腰椎椎間板ヘルニア”を発症したのが、2009年頃。
バレーボールをしていたのですが、次第に腰、というか脚に違和感を感じるようになり、
「なんだこりゃ?」としばらく放置していましたが、どんどん違和感が痛みに変化していき、
整形外科を受診したところ、「ヘルニアですね」との診断。
父も腰が悪く、過去にヘルニアで苦しんでいたことがありましたが、現在は無事回復。
それももう30年近く前の話。
そして私がヘルニアの診断を受ける1〜2年前だったと思いますが、私の弟も”脊柱管狭窄症”を発症したのち、寛解していました。
両者の明確な違いは詳しく知らないのですが、両者とも神経痛を伴う症状がみられ、互いに関連するもののようです。
漠然と、「遺伝的なものなんだろうなー」と思っていましたが、あらためて調べてみると、
”親に慢性的な腰痛がある場合、子どもの3割に遺伝する”
とのこと(!!)
これはかなりの遺伝率…私の子どもには早期から腰痛対策を施す必要がありそうです。
しかし、遺伝にも増して腰痛の原因因子となりうるものは、「仕事環境」だそうです。
清掃業、運送業、介護、医療などは、共通して椎間板内圧を高める姿勢をとっているとのこと。
椎間板内圧の上昇によって、椎間板や椎骨の摩耗を早めてしまうそうです。
私は、発症は学生の頃とはいえ、医療従事者ですので、まさに腰痛を助長する職場環境に属していると言えるでしょう。
また、他に腰痛の原因として、
・仕事の満足度
・仕事の単調さ
・人間関係
・仕事量
・精神的ストレス
も挙げられるとのこと・・・
仕事量はまあわかるとして、仕事の満足度?単調さ?人間関係・・・?
つまりこれらは「精神的ストレス」に集約されるものと思われますが、どうなんでしょう。
2009年バレーボール中に発症した際は一番酷いときで夜眠れない日が数日あったぐらいで、2〜3ヶ月の安静ののち回復しました。
その後、再発1回目が2020年の冬。
ちょうどコロナウイルスが世界的に蔓延し始めたのと同時期。
テニスに少しハマっていた時期に集中的に動き続けたところ、腰の違和感が続くようになり、下肢のしびれが始まりました。
これがかなり辛かった。
完全回復(寛解)まで丸1年かかり、その間まっすぐ立つこともできない期間が数ヶ月。
寝ても立っても座っても常に続く激痛と、それがいつまで続くのかわからない不安との戦い。
鎮痛剤を飲み続け、仕事以外はひたすら安静に徹し続けたところ、ある日突然「あれ?調子いいかも?」と痛みが急激に少なくなり、全く何事もなかったかのように症状は消えました。
そして先週・・・
子どもを振り回して遊んでいたら(語弊がすごい)、突然腰から力が抜ける感覚がありました。
あきらかに「グキッ」というか「スコンッ」というか・・・
これがぎっくり腰か!と思いましたが、
その後の症状は過去に経験した椎間板ヘルニアの症状そのもの。
腰の重だるさのみならず、下肢のしびれも感じたため、「こりゃあやったな」と・・・
3年前の鎮痛剤湿布を貼りつつ、あらためて椎間板ヘルニア改善のために情報を集めていたところ、「安静にしすぎるのもよくない」とのこと。
確かに、筋肉の凝り固まり・ハリがさらなる腰痛を生む悪循環は体感としてありました。
が、過去にヘルニアを発症した際には、その凝りをほぐす動きもままならない状態だったため、文字通り、何もできない状態でした。
しかし、今回はまだ症状の出始め、痛み始め・しびれ始めなので、まだ動ける。
またここ3年間の間に腰痛対策ストレッチの情報に触れるたびに少しずつストックしていたこともあり、本格的な症状発現に移行する前にストレッチを実施し始めました。
①体をひねる
1 仰向けに寝て、両膝を立てる。
2 両肩が床から離れないようにして、両膝をゆっくり真横に倒す。
(倒した状態で10秒静止)
3 左右それぞれ10回ずつ行う。
②足をかかえる
1 仰向けになって両膝を曲げ、両手でゆっくりとかかえる。
2 腰やお尻につっぱりや痛みを感じたところで止め、そのまま5秒保つ。(その後ゆっくりと元に戻る)
③腰を上げる
1 仰向けになって両膝を90度以上曲げ、両手をお尻の下に置く。
2 お尻をゆっくりと持ち上げ、手からお尻が離れたら5秒間止め、ゆっくりと元に戻る。
できる範囲で上記の①〜③を実践してみると、それだけでもかなり改善してきました。
”喉元過ぎれば熱さを忘れる”
良くなったからと慢心せず、ストレッチや筋トレを習慣化しなければ…